温泉津町福光・遥かなる故郷

僕の少年時代(昭和20年から30年代)の思い出

四日悲しやダンゴ餅

 僕の幼少期、正月三が日は毎食餅の雑煮を食べ、夜は母も一緒に花札やトランプゲームでワイワイと騒いでいた。ほんに楽しい正月だった。

 4日の朝、雑煮は小麦粉で餅の形に造ったダンゴであった。食べると粘りがなく全然うまくない、実に味気ない雑煮だった。餅の雑煮はもう来年の正月まで食べることができない。モロブタ(木製餅箱)数枚も残っている餅は焼いて食べるのだ。

「いつまでも正月気分でいてはいけない」と気を引き締める食事だったが、「もう、正月は終わってしまった」と寂しさを味わった。

 母は、仕事にかかり、夜に子とゲームをするのは正月三が日だけだった。

 今日は1月4日だ、ダンゴ餅なんて食べない。それでも1月4日は嫌いだ。