温泉津町福光・遥かなる故郷

僕の少年時代(昭和20年から30年代)の思い出

日露戦争

 明治38年に勃発したという日露戦争が話にでることがあった。

 日本海海戦では、福光の沖で大砲の音がいんいんと轟(とどろ)き、村の人たちは山に登って水平線に広がる黒い煙を見たという。
福光八幡宮の境内には、長さが1メートルほどもある砲弾がひとつころ転がっていた。日本海海戦のとき福光の浜に飛んできたといわれていたが、どの軍艦のものかはわからなかった。

f:id:hidechan3659:20160920050118j:plain


 江津沖で沈んだロシア軍艦には財宝が積んであったというので、昭和34年の夏に引き上げて温泉津の岸壁に陸揚げされた。だが、赤茶色に錆びついた鉄ばかりで、財宝の箱らしき木箱からは綿にしみこませた黒色火薬がでてきた。これは、乾燥すると爆発する恐れがあるので直ちに海へ投棄された。
結局、財宝は発見されなかった。