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温泉津町福光・遥かなる故郷

僕の少年時代(昭和20年から30年代)の思い出

石仏

「四国88か所のお地蔵さんがあったよね」
 盆の藪入りで家に来ていた叔母さんらが「お参りするか」と、それぞれが草刈り鎌と線香を持って家をでた。
 叔母さんらの記憶を頼りに城福寺にある第1番札所霊山寺から出発し、県道(現・国道)脇の妙見山裾にある不動明王を探しだして参拝、そのあと林地区にあった廃寺(光善寺)境内、楞厳寺境内および浄光寺にある第88番大窪寺まで巡った。
 お寺の境内にあるお地蔵さんは比較的見つけやすかったが、草を刈りながらの参拝になった。
 一日を費やしたが、それでも88か所を見つけお参りできたことに満足して家に帰った。
 
 高校生のとき、村内にお地蔵さんは何体あるのかを調べたら250体を超えていた。
 いずれも福光の石工さんが1体ずつ彫ったものである。
信心深い先人の遺産である。