温泉津町福光・遥かなる故郷

僕の少年時代(昭和20年から30年代)の思い出

方言

テレビで育つ現在は全国の言葉も標準化され地方ごとの方言もなくなりつつあるが、僕の少年時はテレビもラジオもない時代だったから、会話の中には方言が多かった。

「しばらく見んかったけーどがあしんさったかな」
「田植えがよそより遅れたけーあずっちょるけー」
「どがあしんさった」
「田植えの支度をはなえないけんときに腹痛をおこしてあずっちょったけー」
「そがーだかな、今でもしわいかな」
「もういけるけー、明日からでもはなえるけー」
「そりゃーあずるねー、いつでも手伝いにいきますけー、呼んじゃんさい」
「おおきに、きちゃんさいな」

「しばらく見なかったがどうしていましたか」
「田植えが遅れてしまってあせっているんです」
「どうされたんですか」
「田植えの支度を始めなけれなならないときに腹痛を起こして苦しんでいたんです」
「そうだったんですか、今でもしんどいですか」
「もう大丈夫です、明日からでも始めます」
「そりゃー大変ですね、いつでも手伝いにいきますから言ってください」
「ありがとう、来てくださいね」

 

「昨日はさぶかったけ、どこへも行けんかったがな裏にしんかんこおりがでてたけ」
「おんさったかな、遊びに行きゃ―えかった」
「きんさったらえかったのに、昨日なら○○さんもおんさったし、にながしもあったけ、にながしはみてたし、○○さんはいねたけ」
「そがあだかな、こんだーよんじゃんさいな」
「昨日は寒かったからどこへも行けなかったですよ、裏にツララが出来ていた」
「おられたんですか、行けばよかった」
「来ればよかったのに、昨日なら○○さんもおられたし、ぜんざいもあったのに、もうぜんざいはなくなったし○○さんは今日帰られた」
「そうだったのですか、今度は呼んでください」